【切手の売却を考えたきっかけ】
私の父は、以前から電車や絵画に興味がある人で、その延長で鉄道やきれいな風景が描かれている切手をコレクションしていました。
ある日家の大掃除をした際、父の部屋でたまたま机の引き出しに大切そうにしまってあった切手を見つけました。私は父に「これ、使えるの?」と尋ねましたが、父は驚いた様子で「これは使うものじゃない。集めているもので、使う気もない」と言いました。そこに現れた母が「大掃除してるんだから、使わないものなら捨てて」と言ったのがきっかけで、父は渋々切手を処分することを決めた様子でした。
そのまま捨ててしまうのも勿体ない気がしたので、「どうせ使わないなら捨てるんじゃなくて売ったら?」と私が父に提案したのがきっかけです。
【売却を決めてから初めて知ったこと】
母から不要な切手の処分を命じられ、渋々パソコンを取り出した父は、買い取り業者を探し始めました。しばらくして、ネットに詳しい私にも買い取り業者を探すように頼んできました。せっかく売却を決めた様子の父に協力してあげたいと思い、数枚組みになっている切手に描かれていた風景を元に、「どんな切手なのか」「そもそも売れるのか」を調べてみました。
調べて驚いたのは、切手には様々な種類のものがあり、その中には通常の価格より高く売れるものまであったことです。慌てて父の持っていた切手を手に取り、パソコンの画面と見比べて、それが何かわかると「高値で売れるかも」と父に告げて、早速近くの買い取り店へと足を運ぶことになりました。
【実際に査定してもらう時の注意点】
ブランド品などの買い取りを行っている店舗に向かった私たちは、店員に切手を渡し査定してもらいました。事前にネットで調べていたこともあり(オークションサイト等であらかじめ落札価格を調べていました)、これぐらいにはなるだろうと思っていた矢先、店員から告げられた予想を大きく下回る金額に父と顔を見合わせて驚きました。
「えっと、ネットではこれぐらいで買い手がついていたのですが」と言いにくそうに父がスマホを見せると、店員は動揺もせずに「頑張ってこれくらいですね」と手元の電卓を叩き、少しだけ上乗せした金額を提示してきました。明らかに気持ち程度も増えていない金額におどおどした様子の父を見て、しびれを切らした私は「また考えてから来ます」と一言残し、父を連れ自宅へと戻りました。
【買い取り店ではなくネットオークションの利用をおすすめしたい】
それから私は、父に代わってネットオークションに切手を出品し、無事にすべて売却することができました。
買い取り店では、店員の口車に乗ってしまい低い金額で売却してしまうリスクがあると思います。それを考慮すれば少し手間はかかってしまいますが、オークションサイトの利用が良いと思いました。